双方向オンライン授業・実施中

コロナに負けるな! ピンチをチャンスに!
〜外出自粛期間中のOKSの在宅学習支援〜

双方向オンライン授業 双方向オンライン授業

 新型コロナウイルス感染拡大防止のための自粛要請をうけ、少数精鋭予備校 FORUM-7 OKS は現在閉館しています。前代未聞の学校長期休校・新学期開講延期、戸惑いと不安でいっぱいの不自由で不便な生活を強いられる中、「決して学びをとめない」ため、OKSでは双方向オンライン授業「オンライン特別講習」を実施しています。

 大手予備校や映像配信サービスのような一方通行の講義の垂れ流しではなく、教室にいるのと同じクオリティで、意識の高いライバルたちとともにお互いの顔を見ながら、大手予備校出身講師陣の授業が受けられる画期的なオンライン授業です。

 「いつでも好きな時に見られる」収録映像視聴ではなく、メリハリの効いた規則正しい生活のリズムも維持しながら効率よく学習を進めるため、毎日決まった時間割でライブ授業に参加していただきます。

 また、自宅に居いながらにして授業以外の質問・相談もどんどんできる「オンライン質問・相談」システムも利用できます。困ったことがあれば、いつでも、どんなことでもご相談ください。大手予備校講師陣が常駐する普段の体制と同じように、さすがに「24時間いつでも」というわけにはいきませんが、聞きたいことが出てきたときにすぐに質問できる環境を維持しています。

 いろいろ不安・心配は尽きないと思いますが、通常授業再開後も、学習に遅れが生じないよう全力でサポートします。授業や質問・相談について、通常時と完全に同じというわけにはいきませんが、今後さらに外出自粛要請が延長された場合などには、現在行っているオンライン授業の更なる拡充など「先を読んだ対応策」も準備しています。どうぞ安心してお任せください。

 「不便・不自由」はテクノロジーの力である程度解決できます。しかし、人の暮らしと命を守るのはみなさん一人ひとりの行動にかかっています。自粛要請期間中の運営についての案内ページ(下記ページ)にOKSからみなさまへの重要なメッセージ「STAY HOME 〜OKSからみなさまへのメッセージ〜」も掲載していますので、ぜひご覧ください。
4月7日(火)以降の運営と、みなさまへのメッセージ

スペシャルミニイベント、
4月19日(日)開催決定しました!

15:00〜(30分程度予定) 「おうちで簡単ストレッチ!」
16:00〜(30分程度予定) 「在宅学習、お悩み解決!」
詳細はこちら

コロナに負けるな!/祝田(社会科・世界史)

学校休校中の学習の進め方

国語科: 祝田 秀全

■世界史教科書、用語集、資料集を合わせて学校の授業の復習に努めること。

① 教科書や学校で学んだ都市地名を、  
資料集の地図で確認する。

② 教科書に出てくる人物は、どういう業績があったのか、あるいはどういった略歴なのか。それを用語集で調べる。

③ 志望校の出題形式について。正誤問題、穴埋、下線部設問方式など多々あるが、マークか、記述か、そして、論述はあるのかどうかも。

④ 問題集は人物・都市地名用語などを増やせるもの。1問1答的なものでもかまわない。

※以上のことを徹底してやること。


■ OKS事務局より: 祝田先生は数々の著書を執筆されています。詳しくは下記ボタンからどうぞ。
祝田秀全先生の著書はこちら

コロナに負けるな!/滝藤(国語科)

学校休校中の学習の進め方

国語科: 滝藤 勇人

古文
1. 『自分でつくる 新・古典文法サブノート』(日栄社)
2. 『解釈のための 新・古典文法ノート』(日栄社)

文法に自信がない人は①から、ある程度身につけている人は②から始める。

現代文
  • 読解

    1. トレーニングノートα現代文/現代文読解(受験研究社)
    2. トレーニングノートβ現代文/現代文読解(受験研究社)
    3. 入試現代文へのアクセス基本編(河合出版)
    4. 入試現代文へのアクセス発展編(河合出版)
    5. 入試精選問題集 現代文(河合出版)

  • 漢字等語彙

    6. 銀の漢字(水王社)
    7. 大学入試漢字 TOP2000(いいずな書店)
    8. 入試漢字コア2800(桐原書店)

    基礎力固めには①、③、⑥、⑦、⑧

    応用力には②、④、⑤

 以上を目安にすると良い。

コロナに負けるな!/森島(学生チューター)

自主学習に臨む生徒のみなさんへ 〜私が受験中にやっていたこと〜

学生チューター: 森島 京子

 OKS 学生チューターの森島京子です。

 学校が休校になり自宅で学習することになると思いますが、なかなかやる気が出ない、勉強し始めても続かない…という方も多いかもしれません。自主学習の仕方などみなさんの学習の一助になればいいなと思い、メッセージを書かせていただきました。
 
 受験に向けた学習の中で自分で勉強する時間はとても重要だと私は考えていて、みなさんにも今のこの状況をぜひ活用してもらいたいと思います。
 授業で習ったけどテストで思い出せないという経験をしたことがある方も多いかもしれません。試験ではインプットした知識をアウトプットすることが必要ですが、身につけた知識を使う、応用するという訓練には自分で勉強するのがより効果的だと思います。この期間中に問題集を解くなどしてその訓練ができるとよいのではないでしょうか。
 
 また、今の時期を活用して、問題集や学校のテスト、模試で間違えたところの解き直しをしてみましょう。解き直しをすることで自分の苦手分野がわかり、穴を埋めることができます。そのときに、どうして間違えてしまったのか、次同じような問題を解くときにどんなことに気をつけたらよいかというのを紙に書いて残しておくと後々役に立つと思います。

 具体的にどうやって自主学習を進めていくかの例ですが、
まず、各教科の長期的な計画(受験生は受験まで、高1.2年生はこの春休み中にやるべき問題集やテストの解き直し)を立てるとよいと思います。
そうすると一週間に、一日にどのくらい勉強すればよいかの目安が見えてくると思います。

そしてノートやルーズリーフなどに、

①その日にやるべきこと
②やったこと
③間違えたところ、わからないところ(先ほどお話ししたミスの分析をここに書いてもよいと思います!)
④次の学習のプラン

を記録していきます。

 このサイクルを繰り返していくとだんだん自分の勉強のペースがつかめてくると思います。また、このように目に見える形で残しておくことで、これだけ頑張ったんだという自信にもなります。

 以上のことは私が受験中にやっていたことなのですが、ベストな勉強方法は人それぞれだと思います。こんなやり方もあるんだな、という参考にしてもらえたら嬉しいです。
 勉強のやり方、計画の立て方、その他勉強に関して困っていること、悩んでいることがあったら、大学受験に精通しているOKSの先生方やみなさんと同じくOKSで学んだ学生チューターに相談してみるとよいと思います。
 私も微力ではありますがみなさんのお役に立てたら幸いです!

コロナに負けるな!/高木(学生チューター)

この時期の生徒の皆様に向けて

学生チューター: 高木 大典

 OKSで質問チューターとしてアルバイト勤務をしている高木大典です。高木って誰だ?と疑問符が浮かんでいる学生さんも多いかと思いますが、新型コロナウイルスの影響で、突如として手持ち無沙汰になってしまった学生の皆さんに、皆さんの年代に近い視点からアドバイスできることがあればと思い、メッセージを書かせていただきました。教科ごとのおすすめ参考書や勉強法については、各教科のOKSの先生方のメッセージに分かりやすくまとまっておりますので、ここでは今から受験までの計画設計についてお話したいと思います。

 本来よりも早く春休みが始まりラッキー!と思い、友達との遊びの予定をパンパンにいれてみたり、部活すら禁止されて有り余るエネルギーの発散場に困り果ててしまったり、この時期から受験勉強を始めて周りと差をつけよう!と意気込んでみたり、生徒さんによって、今の心持ちは様々だと思います。現に僕も、活動場所の体育館が閉鎖になってしまい、部活難民になってしまったうちの一人です。そんな皆さんに向けて、僕からお勧めしたいのが、『今日から受験までの計画を立てる』ということです。

 そんな壮大な計画立てられるわけない、と思うかもしれませんが、まずは2月もしくは3月の最終目標を、第一志望大学合格に設定して、月ごとの目標を定めることから始めるのでもいいと思います。「11月からは赤本始めたいから9月時点では化学の無機の基礎知識は完璧にしておきたいな」とか、「〇〇大学の受験科目に数Ⅲがないってことは、4月からは数学ⅠAⅡBを中心に数学の勉強を進めよう」とか、これは一例にすぎませんが、今日から受験までの大まかな全体像が見えてくると思います。さらに細かく、参考書や問題集の勉強計画まで立てたいときは、前述にもある各先生方のメッセージを参考にするのが大変わかりやすいです。

 ここで注意してほしいのが、月ごとの目標はなにも勉強に限る必要はないということです。なんとなく大学受験のことを考えてみた結果、やっぱり引退までは部活に専念したいという結論に至る生徒さんも多くいらっしゃると思います。僕もそうでした。これはあくまで僕の考えですが、その時は、「4月の目標は自己ベスト更新」とか、「6月の目標は打倒〇〇高校」とか、そういった思い切った計画を立てるのでもいいと思います。計画性をもって、今自分がすべきだと思ったことに打ち込む姿勢は、部活だけでなく、受験においても必要不可欠なスキルだからです。

 半ば部活生応援メッセージのようになってしまいましたが(笑)、今後皆さんが大学受験に立ち向かう中で少しでもお役に立てばと思います。この一か月を効果的に使い、充実した高校生活を送ってくださることを願っております。

コロナに負けるな!/前田(社会科・日本史)

在宅学習の指針(日本史)

社会科・日本史: 前田 秀幸

■ OKS事務局より: 前田先生は数々の著書を執筆されています。詳しくは下記ボタンからどうぞ。
前田秀幸先生の著書はこちら

長期計画よりも、週単位の復習で記憶を定着させる。
●学習の記憶は1か月も放っておくと忘れられてしまう。したがって、このような状況の中では、週単位の計画を立てることをすすめる。

この際、1か月、「文化史」に焦点を合わせ徹底的に学習したい。

1週間を5日と考えて、土日を学習調整日として、ここでは「文化史」に焦点を合わせる。
1週間を7で割ってはいけない。土日はあくまで「平日」の調整日にすべきである。

  • (1週目)古代文化
    ①飛鳥文化 ②白鳳文化 ③弘仁貞観文化 ④国風文化 ⑤院政期の文化
  • (2週目)中世文化
    ①鎌倉文化 ②南北朝文化 ③北山文化 ④東山文化 ⑤戦国期の文化
  • (3週目)近世文化
    ①桃山文化 ②寛永文化 ③元禄文化 ④化政文化 ⑤江戸の社会思想と儒学
  • (4週目)近現代文化
    ①文明開花 ②明治文化 ③大正文化 ④昭和前期文化 ⑤戦後の文化
「日本史の流れ」をつかむと言っても、ある程度は「暗記」する必要があるのが日本史。所詮ある程度の暗記がなければ、流れもわからない
たとえば、「9時になったら勉強しよう」ではダメ!

「9時になったら勉強しよう」ではダメ!
勉強は「いまやる」「すぐやる」のが鉄則であり原則。

●「9時になったら勉強しよう」と考えると、「あと10分だから、それまで一休みしよう」と考えてしまう。それがダラダラの原因を招いてしまう。気がつけば、9時をとっくに過ぎていることもしばしばである。すると「9時半まで・・・」と考え直す。もうそれだけで40分のムダな時間が過ぎていることにになる

日本史の場合、わからなければ、いくら考えてもわからない。

5分考えて解けない問題は、答えを見るべし。

●「暗記もの」の問題は覚えてないとわかったら、すぐに答えを見る。これは、思い出そうと考えるだけで時間のムダであり、たくさんの問題を解きながら、どんどん覚え不安ならカードやメモ帳をつくって見るとよい。

疲れたら気分転換をはかることになるが、小説や雑誌、パソコンなどは受験勉強にはいらない。

勉強の合間は、家の中を「ウロウロ」する効用がある。

●外に出ることができず、勉強に集中できない時は、外を見たり、家の中を「ウロウロ」してみるのもいい。意外に気分転換になる。時間に対する意義は、その方が随分経験上、高まる。

参考書・問題集は、「わかりやすい」「使いやすい」「充実している」といった観点から選ぶとよい。日本史の場合は、新しいOKSのテキストが充実しているので、一度閲覧してみるとよい。

薄くてもいいから、確実に終わらせることのできる問題集を選ぶ。

●最初から時間切れになりそうな問題集を買ってしまうと、気持ちに焦りが生まれてかえって自信を失うことになる。日本史の場合は、点数が悪くても「ドンドン」覚えていけば、それでよいのだからくじけないことである。

土日に勉強の計画を立てると、それだけで平日は勉強をしなくなる。

勉強は本来、「平日」にするもの。

●しかも1週間たてば、記憶も薄れる。あくまで平日中心の勉強計画を立てる。平日の中に勉強時間を作り出せる人が、結果として土日を自由に活用することができる。

スケジュールに余裕が生まれる。

どうあれ、一発合格をめざすこと!大前提として、「絶対合格するぞ!」という気持ちは絶対条件。

「今年はダメでも」と考えた人は落ちる!どんなことがあっても、「絶対合格する!!」

●もし「今年はダメでも」と思ってしまうと、毎日の勉強に緊張感や集中力が欠けてしまう。実際に不合格になったとしても、「どうせ腕試しのつもりだったんだ」と自分に弁解できる。迷いを振り切る意味でも、めざすは一発合格しかない

コロナに負けるな!/吉田(理科・物理)

 物理の大本は「力学」であり、「力学」が受験物理の6割程度を占めます。従って、この長期休暇中には「力学」分野を徹底理解することが大事です。
※ この「力学」分野が仕上がってから他の分野に取りかかることをすすめます。
理科・物理: 吉田 米夫

学習の遅れを取り戻すために
 教科書や学校でのノートを基にして復習理解すること。これらでもよくわからない事がでた場合には「親切な物理」(渡辺 久夫 著/正林書院)等を参照して再び理解してみる。
親切な物理 (上)
親切な物理 (下)
既習分野の総復習については
物理のエッセンス 力学・波動 (浜島 清利 著/河合出版)
・学校使用の問題集
などを使って復習してみること。
実戦的な実力養成には
名問の森物理 力学・熱・波動Ⅰ (浜島 清利 著/河合出版)
難問題の系統とその解き方 物理 力学・熱・波動(服部 嗣雄 著/ニュートンプレス)
などをすすめます。

コロナに負けるな!/青山(英語科)

 微力ながら、私の考える「武漢肺炎収束までの学習計画」を述べさせて頂きます。

英語科: 青山 康介


■ OKS事務局より: 青山先生の著書「2020大学入試短期集中ゼミ 英語構文」もご覧ください。
青山先生の著書はこちら


 まず、「学校の時間割りをカスタマイズした生活を送ること」。小学生でも、7時間授業がある学校もあり、遊び盛りの小学生がそれに耐えられるのは、「時間割り」の強制力に他なりません。また、生活サイクルを崩さないためにも有効です。もちろん、科目のバランスは生徒次第です。ただし、強制力という点では、保護者の協力も必要な生徒もいると思います。
 さらに、出来ればOKSの時間割りも、週2日くらいは入れて欲しいところです。ただし、これは夕食の時間との兼ね合いもあるので、変則的にならざるを得ないかもしれません。

 さて、内容としては、

学習の遅れを取り戻すためには
 英語に関しては、ピンポイントで学習するというのも一案かと思います。
 例えば、文法もダメ、長文はもっとダメ、といった生徒は、「語彙力の一点突破」に賭けるとか。その際、単なる暗記に頼らない「システム英単語・英熟語」がオススメです。
既習分野の総「復讐」のためには
 「復讐」ではなく「復習」だとは思いますが、実力のある生徒は、学校やOKSの教材をざっと見直す程度でいいかと思います。後は、精々「ネクステ」系の問題集でもやれば、それで十分でしょう。
 苦手な生徒は、普段やる機会のない中学レベルから高校初級の参考書をオススメします。「英語をはじめからていねいに(上・下)」を繰り返し学習することで、「出来ない子」呼ばわりしてきた人に「復讐」も出来ます。
より実戦的な実力養成のためには
 ここでは、そこそこ英語が得意な生徒にアドバイスしておきます。
 やはり、普段出来ないことを優先して、「リスニング」をオススメします。英検の目標級のリスニング教材を入れてもいいし、やる気のしない時は、時間割りに「洋画(吹き替えはナシ)の時間」を、組み込んでもいいんじゃないでしょうか。「長文」の時間の後なら、結構いいリフレッシュになるかもです。ちなみに、長文のオススメは河合から出ている「やっておきたい長文」シリーズです。「300語から1000語」まで、4種類ありますが、各々の実力に合わせて選べます。

 いろいろ述べてきましたが、英語講師ゆえ英語に特化した内容にしましたが、飽きっぽい人ほど、「時間割り」の科目はバラすと続きやすいですよ。

それでは、先生方・事務職員の方・アルバイトの方も、くれぐれも体におきをつけてください。

コロナに負けるな!/岡田(国語科)

家庭学習のポイント

国語科: 岡田 誠

古文の学習法
  • 文法
     文法の本は、問題形式のドリルで一冊仕上げると、その後の古文の学習が楽になりますので、ぜひ、文法の演習形式の問題集を一冊仕上げましょう。
    (例) 『古典文法基礎ドリル』(河合出版)
      『古典文法トレーニング』(河合出版)
      『古文ヤマのヤマ』(学研)
  • 単語
     気に入った古文単語の本をマメに辞書の代わりにめくるようにしてみましょう。その際に、例文やコラムもすべて読むようにしてみましょう。そうすることで、古文単語のニュアンスがつかめるようになってきます。
    (例) 『マドンナ古文単語』(学研)
  • 基礎知識
     国語便覧は、入試問題の際の参考として利用されています。やる気が出ないときや、息抜きの代わりとして、国語便覧を読むようにすると、たいへん有益です。
  • 読解
     文法のドリル形式のテキストを一冊終えたら、自分にとって使いやすい入試問題を題材に編集された問題集をやるようにしましょう。入試問題から学ぶ姿勢が大切です。
現代文の学習法
  • 重要語・漢字
     現代文の重要語を示した本を一冊読んでおくと、現代の入試問題を読みやすくするためにたいへん有益です。使いやすい現代文重要語の用語集を読んでみることも、辞書引き学習法と並んで、現代文を理解しやすくする上で、重要です。漢字も問題集で練習するだけでなく、意味を辞書で確認するようにしましょう。
    (例) 『頻出漢字と基礎知識』(河合出版)
  • 基礎知識
     国語便覧は、入試問題の際の参考として利用されています。やる気が出ないときや、息抜きの代わりとして、国語便覧を読むようにすると、たいへん有益です。
  • 読解
     自分の使いやすい入試問題を題材に編集された問題集をやるようにしましょう。入試問題から学ぶ姿勢が大切です。受験の際には、勉強することが多く、読書量が不足気味になります。それを補うためにも、入試問題という精選された現代文の文章を読み込むことで、読書の代わりとする気持ちが大切です。
参考書の選び方
 現在は、各出版社が工夫をしており、どの学習参考書もよくできています。あとは、自分自身に合った解説のものを選ぶようにすることが大切です。主に、「解説が詳しく情報量が満載なもの」と「解説が簡潔なもの」とがあります。解説が詳しいと、情報量が多く記載されます。その反面、練習量が少なくなります。一方、解説が簡潔であると、情報量が少ないものの、問題に慣れることができます。それぞれ、質を重視するか、量を重視するかという違いがあるわけです。自分の好みに合うものを選ぶようにしてみましょう。

コロナに負けるな!/福田(理科・化学)

 “新型コロナウイルス”のおかげで,皆さんの高等学校生活が大変なことになっていることかと思います。悲観的になってしまうことはあることかと思いますが,新高3生だけでなく,新高2生,新高1生の皆さん,受験勉強に限らず,学校の勉強に不安を抱いている人は少なくはないでしょう。
 高等学校が休校になってしまい,本来あるべき授業内容の補習を実施する学校があれば良いのですが,“必ずしもある”とは言い切れませんので,自分でできることは,この時期にやってしまいましょう。休校で嬉しいと思えるのはほんの一瞬です。しばらくすれば,「勉強やっておけばよかった」と後悔が生まれます。このような思いをしないためにも,“いま頑張ろう!”です。

理科・化学: 福田 訓久

☆この時期の長期休暇中にやっておくべきこと☆

新高1生
 入学に向けてできることは,これまでの理科の内容を読み直しましょう。少し理科に自信がある人は,高等学校では“化学基礎”の学習が待っていますので,『“周期表”,“元素記号”を覚える』をやりましょう。化学基礎では原子番号1〜20 までの周期表と元素記号の暗記で足ります。すでに理系を意識している人は,覚えられるだけ周期表を覚えてみましょう!
 それでも「まだいける!」という頑張れる人は,化学で必要な“モルの計算”まで手がけてみましょう♪必要ならば,OKS の先生や受付の方に声かけてください。教材を出せるようにします。
新高2生
 休校直前までの化学(基礎化学も含む)はどこまで終わりましたでしょうか。標準的な進度ですと,高校1年生の化学基礎は“酸化還元”辺りかと思います。そうでない場合でも,ここまでの内容を必ず復習しましょう。
 具体的には,教科書や資料集の内容を読み直す,教科書問題集の解き直しをしましょう。高校2年で文理別れる場合でも,必ず見直しをしましょう。大学入試で“化学基礎”を使うことになって苦労した文系生徒は少なくはありません。できる復習は忘れないように!
新高3生
 受験勉強になりますね。不安はあることかと思いますが,現在出来ることは『これまでの復習』です。学校で終わらなかったカリキュラムを自身で終わらせることが可能であれば,教科書と資料集で自習しましょう。標準的な進度では,高校2年生のこの時期は“無機化学”が終わるか否かかと思います。無機化学は“無機物質の性質とその理解”がメインですので,ある程度の暗記になります。無機化学の学習を考えるならば,教科書や資料集から“無機物質の色,形,沈殿”,“工業法”を覚えましょう。
 また,計算分野に苦手意識がある人は,その特定の分野の復習をしましょう。新しい問題集を購入し直す必要はなく,手持ちの問題集で十分です。一冊をしっかりとやり潰すことが大切です。もっと問題を解きたいと思っている人は,OKS の先生や受付の方に声かけてください。教材を出せるようにします。

この時期はとにかく復習に励んでください!

 私は,自身の研究で最大の敵は“カビ”でした。いかに“滅菌,消毒”をするかが課題でした。全ての器具を滅菌や消毒をしても,必ず菌は付いてきました。身の回りは菌でたくさんです。良い菌もいれば,悪い菌もいます。人間は無菌では生きることは難しいですね。悪い菌と友達にならないために必要なことは,日頃の手洗い&うがいですね。
 当たり前のことしか記していませんが,“当たり前のことができる”が受験だけでなく,日常生活でも大切ですよね。「この問題は,全国の受験生が当たり前のように解答できる(頻出問題のマスター)」,「家に帰ったら,手洗い&うがいをしよう」…これ,“当たり前”ですよね。急な休校で戸惑うかもしれませんが,焦らずに勉強に取り組みましょう。
 私は化学のことしか指導できませんが,個人的な勉強の相談は,受付に相談しましょう。OKS から連絡いただければ,返事は必ずします。頑張りましょう♪